新型コロナで机の仕切りの高さも変わる

0

     

    30年前のことである。

     

    当時、オフィスの生産性向上が叫ばれるようになり、オフィスワークのシステム化推進がトレンドであった。

     

    生産性向上策は、オフィス環境の整備にも及ぶようになった。

     

    当時勤務していた会社も、岡村製作所(現株式会社オカムラ)から作業効率の良いオフィスにする提案を受け、新しいオフィス環境整備をした。

     

    当時、机の配置は、2つの机が向かい合っていた。

     

    然し、机の境に仕切りがなく、正面に座っている相手の顔がダイレクトに見えていた。

     

    相手の顔やすることが直接見えるのは気が散り、効率が落ちるという理由でオカムラが提案して来たのは机に仕切りを設け、作業中は相手の顔を見ることなく集中できる環境を提供することである。

     

    然し、相手の顔も見えず、机でずっと一人で作業をすることはコミュニケーションという観点からは好ましくない。

     

    そこで仕切りの高さは、お互いの作業に集中させることと適宜コミュニケーションが取れるよう、仕切りの高さは下を向いて作業しているときは相手が見えず、顔を上げると相手が見える高さにすることが理想の環境であるということで、仕切りの高さを決めた。

     

    そのうち、仕切りを設けることは、一般的になったが、今から思うと、その高さは下から図ると120cmだったのではないかと思う。

     

    然し、今回仕切りの高さについて、新型コロナ対策の観点からの仕切りの高さが提案されていた。

     

    その内容は、従来の120cmの高さだと相手から大量の飛沫を浴びる危険性があるので、それを防ぐには、140cmが必要と、シミュレーション結果を示していた。

     

    どうも、感染症対策には、140cmという高さになる仕切りが妥当ということになりそうである。

     

    そうすると、あおれほど一生懸命検討した120cmの意義がなくなる。

     

    とは言え、現在は個を重視する若者達が増えているので、既に120cmより、140cmの方が現在のトレンドにあっているのだろう。

     

    たかが机の仕切りの高さ1つにとっても変わって来ると思われる。

     

    これからは、ウィルスとの共存という命題が引き金になって、今まで良いとされてきたことも見直しが図られ、本当の「新しい生活様式」が望まれるのであろう。

     

    百年に一回は戦争が起きると言われるが、今回の新型コロナ騒動は、その戦争に匹敵するとつくづく感じる。
     


    コメント
    コメントする