待ちに待った「タンカン」

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    2ヶ月位前に予約したタンカンが到着した。

     

     

    タンカンは見た目はぼこぼこと肌が汚く、美味しそうには見えないが、実際にはとても美味しいミカンである。

     

    原産地は中国。

     

    日本では沖縄や屋久島などの南西諸島でしか獲れず、歴史の古いミカンであるが、本土では存在を知られていなかった。

     

    私がタンカンの存在を知ったのは40年位前、沖縄出身の部下の結婚式に呼ばれ、沖縄に行ったときである。

     

    当時、こんなに美味しいミカンがあるのだと思ったものである。

     

    然し、本土ではどこも売っていなかった。

     

    以来、沖縄に行くことも無く、タンカンを食べたいと思いながらも食べることが出来なかった。

     

    タンカンは冬の時期の果物なので、夏に沖縄に行っても食べられない。

     

    私に取って、タンカンは幻のミカンのような存在になっていた。

     

    勤務していた会社を辞め、起業するまで一年間、充電期間と称して、各地を旅行して遊び歩いたが、たまたま冬の沖縄に行ってみたいと思い、12月に沖縄に旅行した。

     

    その時、牧志公設市場の果物屋で、何とタンカンを見つけたのである。

     

    タンカン収穫の時期にはまだ早いせいかく、店先に5kg一箱だけ置いてあった

    私は嬉しくて、店主にタンカンを買いたいと言ったが、売り物ではないと断られた。

     

    40年強、憧れ続けたタンカンを目の前にして、絶対に引き下がれない。

     

    何が何でも手にれようと、私は長年のタンカンへの想いをめんめんと店主に訴え、やっと分けてもらえることになり、結局、箱ごと、売ってもらった。

     

    私は重いタンカンを下げてホテルに帰り、早速妻と食べたが、私の期待を裏切らず、美味しいタンカンは健在であった。

     

    それからはタンカンを販売しているネットショップを探し、毎年、買うようになった。

     

    ネットショップは当たり外れが多く、色々なショップに注文して来たが、今年のショップは大当たりのように思う。

     

    甘みが強くみずみずしいタンカンらしいタンカンである。

     

    昨年のショップが酷かっただけに、くじを当てたような気分である。

     

    しばらく楽しいデザートタイムが続く。


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