今治城 吹揚神社にお礼参り

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    我々夫婦にとって、吹揚神社は特別な意味を持っている神社である。

     

    その神社にお参りに行って来た。

     

    妻がガンの手術をして4年半経つ。

     

    幸い、半年ごとのPET検査で引っかかることなく、無事ここまで来ることができたことに感謝するのみである。

     

    最近、ずっと心に引っかかていることがあった。

     

    手術後、少し落ち着き、医者からもう旅行しても構わないと許しが出て、近場の今治に一泊旅行に出かけた。

     

    今治市内を車で走っていて、こじんまりとした今治城に二人とも惹きつけられ、城の中を歩いてみることにした。

     

     

    城内に吹揚神社がある。

     

     

    その神社に妻と私二人とも更に心が惹かれ、二人で自然に手を合わせて拝んだ。

     

    初診時、医者からステージ4で延命治療しかないと宣告され、心は千々に乱れたが、二人とも覚悟を決めた。

     

    然し、医者が奇跡だと驚くほど程、抗がん治療の効果が顕著に現れ、奇跡的に手術することが出来た。

     

    妻が抗がん治療の辛さに耐え、頑張ってくれたお陰である。

     

    手術後のきつい抗がん治療にも耐えてくれ、何とか落ち着いたところで、少しは気分が晴れるだろうと出かけた旅行であった。

     

    私は色々な神社で妻が治りますようにと拝んだが、多すぎてどこでお願いしたか、はっきり覚えていない。

     

    然し、吹揚神社だけは、はっきり覚えている。

     

    妻に至っては、自分はもうダメだろうと感じ、なるべく美しい思い出を残したいということだけを考えていたようである。

     

    だから、どこに行っても自分が治りますようにと拝んだことがなかったようだが、吹揚神社では自然に病気が治りますようにと拝んだのである。

     

    結局、妻は吹揚神社だけにしかお願いしていない。

     

    単なる偶然かも知れないが、私達には偶然とは思えなかった。

     

    私は特に信仰心が厚いわけではないが、私達が何を話したわけでもなく、同時に同じ気持ちになって自然と手を合わせたのは偶然とは思えないのである。

     

    絶対にお礼参りに行かなければと思いながら、日が経ってしまったが、今回やっとその思いが叶った。

     

    お礼を済ませ、とても清々しい気持ちで、また楽しい二人の人生が楽しめると確信に近いものを感じた。

     

    日頃不遜な私であるが、これから謙虚な気持ちで、妻と二人の人生をもっともっと楽しみたい。


    コメント
    奥さまと楽しい旅行となったようで、良かったですね。
    私も月一で神社に参りますが、ひと月無事に過ごせた事の感謝として手を合わせます。
    私利私欲ではなく誰かを思い手を合わせ、自分から頭を下げる姿をきっと神様は見てくださる気がするんです。
    私も、良い結果となった際は必ず御礼参りに向かいます。
    元気になった奥さまと手を合わせるお二人の姿は綺麗だったでしょうね。
    • mine
    • 2019/10/02 6:50 PM
    mineさん
    コメントありがとうございます。
    普通だと中々出来ないことを、お若いのに実践されていることが素晴らしいと思います。
    そのような姿勢を持たれているからこそ、魅力的な文章を書かれるのですね。
    私は神の存在を信じておりませんでしたが、何かがあるのだと思うようになりました。
    もっと感謝の気持ちを持って行き人生を過ごしたいと思います。
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