よみがえれ! サツキ

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    庭の植木を解体したが、残したい木を5本選んで、解体後、私の家の敷地の方に解体業者さんが仮植えしてくれた。

     

    最も残したい木は、金木犀と高野槙であったが、大きすぎて残すことは出来ず諦めた。

     

    子供の頃、金木犀の木に登り、ちょっと高いところに登ったので自分が偉くなったような気持ちが心地よかった。
    むせるような金木犀の香りが庭中に漂い、秋を感じ喫していた。

     

     

    高野槙は悠仁親王のお印として有名であるが、すっと伸びた凜とした姿を見ると、気持ちがすっきりと爽やかになっていた。

     

     

    これらの木は何も残っていないが息子のために決めたことだ。

     

    後悔はしていない。

     

    思い出話は思い出として、話を元に戻そう。

     

    小さな木しか残せない中で、選んだ一本が小さなサツキ。

     

    今まで、小さくても、目一杯の赤い花をつけていた。

     


    写真では分からないが、色はもっと深い独特の赤色が気に入っていた。

     

    然し、仮植えしたサツキはあっという間に、茶色くなり、枯れたようす。

     

     

    私はそれでも何とかならないかと、すがる気持ちで、ハイポネックスをやり、油かすを周りにまいて、朝晩、たっぷり水をやった。

     

    せめて,根元にわずかにある宮島のシダだけでも残したい。

     

    何日か経ち、緑の小さな芽が出て来ているような気がした。

     

    ひょっとしてよみがえるかも知れないと、淡い希望を捨てず、ずっと水をやり続けた。

     

    私の一縷の望みが叶ったのか、サツキが私の気持ちに応えてくれたのか、若い芽が少し大きくなり、また新しい若い芽が出て来た。

     

     

    何とか生き延びてくれたようだ。

     

    一本のサツキに過ぎないかも知れないが、私は心からの喜びを感じた。

     

    少しでも可能性があると諦めず、一生懸命やると祈りが通じると感謝の気持ちでいっぱいである。

     

    このまますくすく育って欲しい。


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